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「今日のワン」(96)

  • mizunoseigi
  • 2022年6月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年6月7日

2022年6月7日「今日のワン」メッセージ


   「あなたは地の塩」

「もはや、何の役にも立たず、外に投げ

 捨てられ、人々に踏みつけられるだけ

 である」。

人の役に立たなければ、人から必要とさ

れる人間にならなければ、社会から置い

てきぼりを食らい、切り捨てられてしまう。だから、社会から取り残されまいと、必死に人の役に立とうと、もがきながら生きている人が多い。しかし、人の役に立とうとして生きれば生きるほど、なぜだか塩に塩気がなくなっていく自分になっていく。人に笑いを届けて愛された芸人が、なぜ自ら命を絶ち、周りの人から笑顔を奪い、悲しみを遺していくのか。そうやって限界が来て、疲れ果て、倒れ、自殺していく者も多い。


これからどんどん年を取っていく。どんどん自分ではできないことが増えていく。病気になり、床に伏す時間も多くなる。自分は何もできなくなった、何の役にも立たなくなった、だれからも必要とされなくなった、と嘆く人も多い。そうやって嘆きながら塩に塩気を失って死んでいくつもりか。そんなのはイヤだ。嘆くなら安心して嘆きたい。


こうした社会の悪循環、「使い捨ての文化」をもたらしている優先される価値基準が人の心を蝕んでいる。それでは人も自分も生かさない。優先順位を間違っていることに気づかされる。自分を取り戻すことが、人を生かす。塩に塩気を取り戻すこと、自分を取り戻すことから始めなければならない。だから、イエスさまは「あなたは地の塩である」と気づかせてくれた。あなたは「あなた」で良かったね、と。これが福音。「私はこのわたしで良かった」と思える人が、人を生かす。この「わたし」の復活が、持ち味となり、人を立ち上がらせ、尽きることなく、果てることない喜びと希望をもたらす。イエスさまのみ言葉は、塩に塩気を与え、世に光をもたらす。


今日のみことば:「主がエリヤによって告げられた御言葉のとおり、壺の粉は尽きることなく、瓶の油もなくならなかった。」(列王記上17・16)
















 
 
 

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