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「今日のワン」(81)

  • 2022年5月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年5月10日

2022年5月10日「今日のワン」メッセージ     

     「マカビ―」


昨日5月9日、ナチスドイツに勝利したロシアの「戦勝記念式典」のパレードの模様が放送されていた。軍事力という「武器の力」で愛国心と権力を誇示するお披露目。

ところで、イスラエル産のビールに「マカビ―」というビールがある。イスラエルへ旅行に行ったことのある人は、一度は口にしたことがあるかもしれない。私も15年前イスラエル巡礼旅行の際に飲んだことがある。この銘柄の「マカビ―」は、紀元前167年にギリシャの支配下で迫害を受けていたユダヤ人たちの先頭に立って、独立戦争(マカバイの乱)を引き起こして勝利を収めた英雄マカバイの名を由来としている。いわば、イスラエル人の戦勝記念を祝うビール。この独立戦争の勝利によって、ユダヤ人たちはギリシャによって汚された神殿を奪回し、これを清めて神様に奉献した。この祭りを「神殿奉献記念祭(ハヌカ祭)」という。ハヌカとは「奉献」の意味で、ユダヤ教の人々は毎年12月頃にお祝いする。こうした戦争によって独立記念を祝う祭りはどこの国にもあり、それによって解放と平和と自由がもたらされたことを記念する。しかし、そういう武器の力によって手に入れる平和が続く限り、世界に真の平和は訪れない。そこからは心が通い合わない断絶と分裂しか生まれず、痛みと不安、疑いと混乱だけが世界を覆ってしまう冬のようだ。今、世界の人々が求めているのは「信じ合える世界」、心が通い合う温かいつながり。力ではなく、「慰め」を必要としている。


「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う」。イエスさまは相手を力で従わせようとはしない。「わたしが求めるのはあわれみであって、いけにえではない。このことを行って、学びなさい」と言われる。イエスさまは神様のあたたかな憐れみを通して人々を慰め、励まし、力づける。それが人々の心に「信じる心」もたらし、希望を与えた。信じるということは、心が通い合うこと。それが、人々の心に春をもたらす。平和をもたらしたイエスさまの復活を祝う春の訪れが聞こえている者でありたい。


今日のみことば:「そのころ、エルサレムで神殿奉献記念祭が行われた。冬であった。」(ヨハネ10・22)






   

 
 
 

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