アンジェラスの鐘2026年5月号
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青葉若葉に風薫る五月「聖母月」マリア様について
教会の周りはゆりの花、グラジオラス等花いっぱいの五月、聖母月を迎えました。自然界は初夏を迎えみずみずしい青葉若葉に生命の躍動を感じさせています。復活祭を迎えている超自然界と自然界がそろって聖母月に当たり、聖母を称えているかのようです。無原罪の聖母の清さ、美しさ、言葉でいい表すことが出来ないほどの聖母の美しい姿、それは、聖アウグスチノが言うように、神様は全能なお方であられるが、マリア以上の方を造ることが出来ない程、最高のものとして造られたと言われるほど、最高の清さ美しさを備えておられるということです。そのマリア様を、全ての天使たち、全ての聖人方が称えている聖母月ではないでしょうか。この聖母月に当たって私たちも全教会の信者と共に超自然界の天使、聖人と一つになって、聖母を称える月とするように致しましょう。マリア様は、私たちのほんのわずかな心の動きも覚えていて下さるお方でありそれに報いて下さるお方であることを思い起こしましょう。
この話は、フランスでのことで、聖ビアンネに関する話です。ある家族の父親が自殺して悲しみに沈んでいました。母親と子供は、愛する夫、父親を亡くしたこと、そして地獄に行ったのではないかとの心配で、悲しみに沈んでいました。なぜなら、自殺は大きな罪と教会では認めていて、大きな罪は地獄の罰を受ける罪とされていたからです。主人を亡くした奥様は、それを思うと何事も手につかない毎日、どうしていいかわからない日々を過ごしていたのです。そのような状況の中で、ふと耳にしたのがアルスの主任司祭ビアンネのことでした。この聖人に告白すると死後のことについても指導がいただけるとのことでした。早速ビアンネ司祭の所に飛んで行くことになったのです。ビアンネ司祭は、毎日たくさんの信者が、フランスの方々からやってきてゆるしの秘跡を受けていたのです。彼女もその中に入って告白して、ビアンネ司祭の指導を受けたのです。ところが、「安心しなさい。あなたのご主人は、地獄に行ってはいません。」と言われたのです。でも、煉獄で償いを果たしています。というのは、あの方は、五月、十月マリア様の月に草花を取ってきてマリア様のご像の周りに飾っていました。マリア様はそのことで特別なお恵みを取り次いで下さり、息を引き取る前に完全な痛悔を起こす恵みを受けることが出来ました。そのお恵みによって罪がゆるされ、今「清めの教会」すなわち、煉獄にいて償いを果たしています。とのビアンネ司祭の言葉だったというのです。この指導を受けた自殺した方の奥さんは、家に帰り子供たちと共に喜び、マリア様の取次に感謝して、マリア様に対する信心が深くなっていったというのです。マリア様の取次ぎのすごい力を思わせるお話です。
私たちが唱えるロザリオの祈りが、またアヴェ・マリアの一回でも、そのほかの短い謝祷「聖マリア、私たちのためにお祈りください」の一回でも天国に祈りの花を咲かせることになるのです。皆さん、聖母月を祈りの月とするようにいたしましょう。




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