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「今日のワン」(134)

  • mizunoseigi
  • 2022年10月9日
  • 読了時間: 2分

2022年10月9日「今日のワン」メッセージ

  「ごめんね、ごめんね」

今日は、葬儀だった。昨晩、電話があり、か細い声で、「今日、弟が徳洲会病院で亡くなったので、明日葬儀をしてもらいたくて」という依頼だった。笠利町の川上出身で、その電話の主はお姉さんだった。亡くなった弟さんは享年67歳。今日の主日のミサ後、早速名瀬の斎場へと向かった。従業員に招かれた小さな一室には、そのお姉さんが一人だった。昨日、病院から電話があり、鹿児島から来たと言う。亡くなった弟さんは20年前交通事故に遭い、手術をしたが、それ以来ずっと入院生活を送っていたということだった。独身だったようで、シマに親戚は誰もおらず、一番上の姉も昨年鹿児島で他界し、身内は喪主の姉一人しかいない。母が昔、故人も洗礼を受けているからと言っていたので、教会へ電話したということだった。その喪主である姉もどこかに持病を抱えているようだった。多くの遺族と参列者が集う葬儀もあれば、こうした一人だけの葬儀もある。喪主であるお姉さんと葬儀屋の従業員一人と私の3人で故人の天国への旅立ちを祈った。出棺前の故人の棺の中に献花をするとき、喪主であるお姉さんは弟さんに花を手向けて、「ごめんね、ごめんね」と言って泣いていた。その「ごめんね」がとても温かい愛情にあふれた言葉のように感じた。火葬場へ行き、故人を荼毘へと移し、最後の別れを復活の希望のうちに共に祈った。小さな小さな葬儀だったけど、どこか温かい空気に包まれていたように感じた。遺族一人だけの小さな葬儀に立ち合うことができ、そこへ遣わしてくれた神様に感謝した。







 
 
 

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