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「小教区報4月号」巻頭言

  • mizunoseigi
  • 2022年3月19日
  • 読了時間: 2分

笠利小教区報「アンジェラスの鐘」の巻頭言


2022年4月復活祭号 


✍巻頭言「なりたい自分になる」  主任司祭 ルカ 内野洋平


 大河ドラマ「徳川家康」を演じた滝田栄さんという俳優がいる。

 彼が一年間にわたって徳川家康を精魂込めて演じ、当時どのような心持ちになるかについて語ったことがある。大河ドラマの全撮影を終えた直後にミュージカルの話が舞い込み、そのオーディションを受けた際、他の役者と同等の扱いを受けたことに「カチン!」と来たらしい。「俺を誰だと思っているのか!将軍徳川家康だぞ」。当時を振り返るとバカな話だと思うが、当時は本当にそんなふうに感じていたという。徳川家康が自分の中から抜けきれず、取りつかれたような心境だったのだろう。その役者魂に驚嘆するものの、一年間演じただけでもそうなるのだから、権力でもって憲法を改正し、20年以上も大統領の座にいればプーチンもそうなるのだろう。それに輪をかけてミサイルを飛ばし続けるやっかいな北の将軍様もそうだが、独善的な「なりたい自分」は人を独裁者に仕立てる。

 悪い実を結ぶ良い木はなく、良い実を結ぶ悪い木はないと言われるように、良くも悪くも人は「なりたい自分」にしかなれない。経営コンサルタントで人材育成の専門家、事業家で講演家としても活躍している福島正伸(64歳)さんという方の人生のモットーが「なりたい自分になる」というもので、彼の著作にある言葉に触れると、読む側のこちらもイキイキし

て、その気になってくる。「なりたい自分」というのは、つまりは夢や目標を持つこと。自分はどうありたいのか、その夢の実現に向けてひたすら努力する彼の言葉を少し紹介したいと思う。

「毎日感動しながら仕事をするのが私の目標です。仕事は何のためにするか、感動するために仕事をしたいと思っています」「本気になれば本物になる」「自分の人生は自分が考え創るもの。全てが自分の責任であることを知っているからです」「問題が起きたことが問題ではなく、どう考えたかが本当の問題」「仕事が夢になるのではない。仕事に取り組む自分の姿がどんな仕事も夢にする」「晴れの日は枝が伸びる。雨の日は根が伸びる」「比較と競争は他人とするものではなく、昨日の自分とするもの」。


新しい始まりのこの季節に、「なりたい自分になる」夢を膨らませて、復活の恵みに生かされた豊かな実を結ぶ成長の時としたい。




 
 
 

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