2022年2月20日「今日のワン」メッセージ

「争いを生む正義」
緊張感が続くウクライナ問題。ロシアは
ウクライナ国境周辺に軍備を配置し、戦闘態勢
モード。いつ戦争に及んでもがおかしくないこの緊迫した状況に国際社会が揺れている。
こうした状況に、イギリスの首相ジョンソン氏の言葉が目に留まった。「(ウクライナへの侵攻が現実的なものになれば、)侵略は得、力は正義、
という結論に至るリスクを人々に示しかねない。
そうなれば、台湾問題、東アジアと世界に大きな
影響を及ぼす」。
国益に基づく正義で国際社会の構造は成り立っている。
国連も然り。だから、バチカンは国連には加盟せず、
オブザーバー的中立のポジションに立っている。
3000年以上も対立し合っているイスラエルとパレスチナ
の関係を足もとで見守って来た一人の日本人は言う。
「互いに愛し合えとは言えない。ただ愛し合う必要もなければ、
殺し合う必要もない。その視点に立っている」
この言葉には、どうすることもできない諦めの現実がありながらも
希望がある。
どうしようもないことを、どうにかしようとする。無理です。
どうしようもないことを、どうしようもないものとする。諦め(明らかにする)です。
しかし、どうしようもないことに寄り添おうとする。慰めです。
正しさだけでは、人は幸せにはなれない。
今日のみことば:「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ
深い者となりなさい」
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