2022年2月28日「今日のワン」メッセージ
「ひまわり」

ウクライナへのロシア軍による侵攻が現実なものとなり、そのニュースが連日報道されている。
「歴史について学んでも、歴史から学ばない」という格言がある。
過去から学ぶことは2つあると思う。
「生かされて今あるということ」
「失敗から学ぶということ」
宇宙開発の父と呼ばれた糸川英夫は、「過去にどんな人がいたか、何をやったか、徹底して過去から学習しないといけない。過去をバカにしてはいけない」と言っている。
彼は、ニュートンやエジソンらが研究に研究を重ね、失敗したことを徹底して学んだという。そうすれば、どうしてて彼らが失敗に至ったのかが見えて
くると。それが、新しいものを創り出す才能になる、と。
ロシアによる非人道的な事態が、自分の目に大きく見えて
いるうちは、何も学びはしないという事だろう。
東西南北が一つの点に過ぎないように、問題の本質も一つ
の点に過ぎない。自分の中で起こっている問題であって、
自分もまたロシアと同じ前科者ではないかと疑って見る必
要があるように思う。それが歴史から学ぶということでは
ないだろうか。
折れたひまわりを自分と重ねている星野富弘さんの詩に
心が洗われる。「ひまわり」は、ウクライナの国花。
今日のみことば:「『先生、そういうことはみな、子供の時
から守ってきました。』イエスは彼を見つめて、慈しんで言
われた。『あなたに欠けているものが一つある。』」
(マルコ10・20-21)
Comments