2022年6月11日「今日のワン」メッセージ
この前、住用の体験交流館のお風呂に行った。露天の薬草甕風呂は体の芯から温まる。
「ア~、気持ちいい。アゲ~」と思わず言葉が漏れる。癒されながら、その甕風呂の前壁
に貼られた方言による「今日の格言」に目を移す。
「人の先と天気の先とは 一寸先はわからん」
(チューヌサキトゥ テンキノサキトゥヤ イッスンサキハ ニャーラン)
「だよね~」と思いつつ、それならこのままずっと甕風呂に入って癒されていたいとも思った。ところで、聖書にも格言集なる「箴言(知恵の書)」という章がある。そこには神の知恵、私たちの生活や生き方の指針となる訓戒が綴られていて、勉強になる。
「力は若者の栄光 白髪は老人の尊厳」
若さの誇りは力。年寄りの誇りは経験と知恵の象徴である白髪
「主は不遜な者をあざけり へりくだる者に恵みを賜る」
神は偉くなっておごり高ぶる者をあざけり、人に仕えてへりくだる者を祝福される
「知恵ある者はこれを聞いて理解を深め 悟りある者は指導を得る」
何か人からアドバイスを受けたり、忠告されたりした時に喜んで耳を傾ける人というのは、知恵ある者。失敗したことから学びを得て、それを取り入れ、生かす人は失敗者ではなく、
結局は知恵ある者であるということ。
「酒は不遜、強い酒は騒ぎ。酔う者が知恵を得ることはない」
お酒は注意しないと、足元を巣食われるということ
「財宝を多く持って恐怖のうちにあるよりは 乏しくても主を畏れるほうがよい」
お金や財産を多く持つことは色々と心配が絶えない。それより生活に必要なものがあることに満足して神を畏れる人生のほうが幸せだということ
「肥えた牛を食べて憎み合うよりは 青菜を食べて愛し合うほうがよい」
御馳走を食べて憎み合っている家庭よりは、質素なものを食べて愛し合っている家庭のほうが幸せだということ
「美しくてもたしなみのない女性は 金の輪を豚の鼻に飾っているようなもの」
たとえ外見は美しくても、行儀や礼儀をわきまえない女性は、豚の鼻に金の輪を飾っているようなものということ
「愚かな息子は父のわざわい いさかい好きな妻は したたり続ける雨漏り」
愚かな息子は、父を破滅に追いやる。争いを生む妻の小言や愚痴というのは、滴り続ける雨漏りのようなもの。
「いさかい好きな妻と一緒に家にいるよりは 屋根の片隅に座っているほうがよい」
世の男性の切実な声かもしれない。
神の知恵であるイエスさまの命の言葉が、私たちの人生の指針となり、生活の支えとなり、私たちを真の幸せへと導いてくださいますように。「主を畏れることは、知恵の初め」。
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