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「今日のワン」(178)

更新日:2023年5月24日

2023年5月22日「今日のワン」メッセージ

「6月号アンジェラス鐘小教区報」

✍巻頭言:「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」      

先月、松山設計との会合があり、その中で松山さんが「今、産みの苦しみの時です」と言われた、その言葉が心に残っています。というのは、その日、業者に依頼していた基本設計図の概算予算計画書の見積りの報告があったからです。基本設計図の床面積の坪単価は120万の概算でしたが、業者からの見積りによる坪単価(市場単価)は131万に高騰していました。物価高の昨今、建築業界の市場単価も高止まり状態であるがゆえに、心積もりはしていました。なので、基本設計のこの段階で現在の坪単価が把握できたことは1歩前進と捉えています。これから他の数社の業者にも見積りを依頼することを検討したうえで、縮小プランも検討していく必要があります。そして、近々に教会土地の地盤調査が行われますが、地盤の状態が良好であることを祈るばかりです。

今月から毎月第1日曜日はミサ後に引っ越し準備作業に取り掛かかります。この作業は計画どおりに進めていっても問題ありません。松山さんからも、「早い段階から引越し作業の計画を進めていただくと助かります」という言葉がありました。大笠利教会の1Fエントランス部分のショーケースに展示している聖具、書籍、聖職者およびシスター方の写真の額縁などは段ボール箱に梱包し、離れの倉庫に運び、2Fは扇風機を除き、再使用するクリスマス用品および結婚式用品、マリア祭のロザリオレリーフプレートなども離れの倉庫へ運ぶようにしましょう。その他、再使用しない物品は聖堂解体時に一緒に処分してもらうので、そのまま残しておいても構いませんが、処分運搬費のことを考えればできるだけ自分たちで処分したほうがいいでしょう。これに関連して、保育園の先生たちが離れの倉庫から錆びついた椅子や長机などを駐車場倉庫へと運んでくれていますので、これをどのように処分するか検討する必要があります。受け取りに重量計算で8万円の多額な出費が掛かるということなので、皆さんの知恵をお借りしたいと思います。

6月に教会は「み心の月」を迎え、イエスさまのみ心に示された神の愛に深くつながる恵みの季節です。この巻頭言の原稿を書いている今朝のミサの御言葉もまた私たちを励まし、勇気づけるイエスさまの愛と希望に満ちた御言葉でした。

「あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。女は子どもを産むとき、苦しむものだ。自分の時が来たからである。しかし、子供が生まれると、一人の人間が世に生まれ出た喜びのために、もはやその苦痛を思い出さない。今はあなたがたも、悲しんでいる。しかし、わたしは再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない(ヨハネ16・20-22)」。

今、私たちは教会建設に向けて「産みの苦しみ」の時ですが、新しい命(新しい共同体の姿)と出会う確かな喜びと大きな希望を支えに励んでいます。その私たちの手をしっかり握り締め、「ガンバレ!ガンバレ!」と復活したイエスさまが励ましているようで、勇気が湧いてきます。いつも共におられるイエスさまの愛につながって、この困難な時を共に乗り越えていくことができますように。





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