「今日のワン」(158)
- mizunoseigi
- 2022年12月6日
- 読了時間: 1分
2022年12月6日「今日のワン」メッセージ
「深呼吸」

五木寛之の著書「大河の一滴」で、彼がこのような言葉を記している。
「人間の傷を癒す言葉には二つあります。ひとつは『励まし』であり、ひとつは『慰め』です。人間はまだ立ち上がれる余力と気力があるときに励まされると、ふたたび立ちあがることができる。ところが、もう立ち上がれない、自分はもう駄目だと覚悟してしまった人間には励ましの言葉など上滑りしてゆくだけです。そのときに大事なことはなにか。それは『励まし』ではなく『慰め』であり、もっといえば慈悲の『悲』という言葉です。」今日のイザヤ書で、神はイザヤに言われた。「慰めよ。わたしの民を慰めよ」と。この「慰め」という言葉には、「深く呼吸をする」という意味が込められている。神様の呼吸が、私たち人間の痛みや苦しみを深みから吸い取り、受け止め、新たな命の息を吹き込んでくださるイメージが、この「慰め」という言葉にはあるようだ。神様の深い呼吸から生まれる慰めの言葉が
人間の呼吸を助け、新たな活力を見い出す力となる。まずは、「深呼吸」してみよう。
今日のみことば:「慰めよ、わたしの民を慰めよと、あなたたちの神は言われる。
草は枯れ、花はしぼむが、わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ(イザヤ40・1,8)」
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