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「今日のワン」(147)

更新日:2022年11月18日

2022年11月17日「今日のワン」メッセージ

 「ラストシーン」

多くのヒット作品を生みだした映画監督スティーブン・スピルバーグ監督は、映画製作の脚本づくりや撮影期間がとても早いことでも有名な監督。それはなぜかというと、スピルバーグ監督は脚本を結末となる「ラストシーン」から書き始めるからだ、と言われている。脚本の出だしから書き始め、結末をどうしようかと考える監督が多い中で、彼は最初にラストシーンを思い浮かべ、そこから順を追って前に戻っていくという脚本の書き方なので早いと言う。彼の大ヒット作品である映画「未知との遭遇」も、最初に結末をイメージして作ったという。そのラストシーンは「平和」。つまり、ハッピエンド。彼はこの作品を手掛けた後、インタビューでこのように答えている。「結末を平和に、悪者は一人も出したくなかった」と。その理由として「星を見ていると、悪い想像が浮かばない」と答えている。

最高のラストシーンをまず思い描くこと、

そして、そこに確信を抱いてそこに至るようにストーリーを創っていく。これは、私たちの人生にも活かすことできる手法だと言える。自分の、また私たちの、この世界の最高のラストシーンを思い描きながら、そこに確信を抱いて希望を持って、その作品を創りあげていくために今を生きていく。結末が見えない、この先が見えていない中で生きるのは、確信が持てず、いつも不安と恐れだけがつきまとう。聖書の結末に記されている黙示録は、「平和」であり、「ハッピエンド」の新しいすばらしい世界がイエスさまによって成し遂げられ、喜びと愛の勝利の音が鳴り響く永遠の住まいに神と集う私たちの姿が描かれている。

今日のみことば:「天使たちと24人の長老たちは、竪琴と香のいっぱい入った金の鉢とを手に持って、屠られた小羊の前にひれ伏し、新しい歌を歌った。『小羊は屠られ、あらゆる国民の中から、ご自分の血で人々を贖われた』(黙示録5・8-9)」








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