2022年7月14日「今日のワン」メッセージ

「戸円のマリア」
昨日、空いた時間に小宿教会へ行ってきた。というのも、小宿の巡回教会である戸円教会が先月で閉鎖、廃止となり、建物は解体され、これまで教会が建っていた土地は借用地で、その地主に返還されることになった。そこで、戸円教会で使われていたご像や朗読台などは小宿教会の倉庫に運び、保管されているのではないかと思い、小宿教会の信徒会長さんに事前に電話を入れ、まだ使えるものがあればと訪ねてみたところ、そこには幼子イエスさまを抱くキレイな純白のマリア像が置かれていた。「ラッキー!大笠利教会の新しい聖堂の祭壇横に置くのに、高さのサイズもちょうどいい」。早速、主任司祭に譲り受けの確約をもらった。また、少し手を加えればまだまだ使えそうな木彫りの朗読台もあった。教会建設の経費削減もさることながら、このまま倉庫に眠らせているよりもまた復活させたほうがマリアさまも喜ぶことだろう。戸円教会は1985年(昭和60年)に献堂

された教会だが、現在の大笠利教会以前に建っていた木造建築の教会の廃材を再活用して建てられた教会だったと聞いている。当時のコンベンツアルの神父さんたちも建設費用が苦しい中、そうした工夫を凝らして教会の歴史を引き継がせていったのだろう。これも死と復活の信仰歴史の歩みではないだろうか。写真は在りし日の戸円教会。「神よ、あなたの息吹きを受けて、わたし新しくなる。

神よ、わたしのうちに清い心を造り、あなたの息吹きでわたしを強め、新たにしてください」(詩編51)
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