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「今日のワン」(110)

2022年7月8日「今日のワン」メッセージ


 「レバノン杉のように」

イスラエルとシリアに隣接する人口680万人ほどのアジア大陸の中で最も小さな国レバノン。「中東のパリ」とも呼ばれるほど資源豊かな美しい国として栄えたレバノンは1943年にフランスから独立。そのレバノンの国旗には杉の木が描かれている。旧約聖書にもたびたび登場する

レバノン杉。かつてその土地にはフェニキア人が住み、豊富にあった杉を使って建物を作り、船を作り、航海へと出かけ、海洋要所として繁栄した街だった。

その杉の木は国の豊かさと繫栄の象徴なのだろう。深く根を張り、天に向かって不動のごとく高くそびえ立ち、枝は横に広く伸び、空の鳥は巣をつくり、その樹蔭に人々が集まり、安らぎを得る神の国の豊かさを象徴するものとして描かれている。レバノンの杉は「ポプラの木」とも訳されている。ポプラの語源はラテン語の「populusポプルス」から

来ており、「民衆」「人々」「共同体」を意味し、英語の「popularポピュラー」と意を同じくする。今日のホセア書の結びとなる御言葉は、イスラエルの回復と祝福を与える揺るぐことのない拠り所である神の愛のメッセージ。イエスさまが伝えた神の愛を私たちの心の拠り所とし、レバノンの杉のように神の国の温かさを広めていくことできますように。


今日のみことば:「わたしは背く彼らをいやし、喜んで彼らを愛する。露のようにわたしはイスラエルに臨み、彼はゆりのように花咲き、レバノンの杉のように根を張る。その若枝は広がり、オリーブのように美しく、レバノンの杉のように香る。その陰に宿る人々はわたしによって実を結ぶ」(ホセア14・5-8)。






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