2022年5月17日「今日のワン」メッセージ
「平和」
朝ミサの終わり、一人の信者さんと「今日も雨ですね」と挨拶を交わした。何気ないやりとりを交わした後、幼稚園で努めていた頃に教職員研修会で耳にした一人の園児の話を思い出した。
今日のように雨降る朝のある日のこと、各クラスでは担任の先生による朝礼が始まっている中、一人の男の子の姿が見えない。そのクラスの先生は男の子を探していると、廊下にその男の子の姿が遠くから見えた。男の子は何度も背伸びするようにつま先立ちを繰り返しながら空を見上げ、何やら手を伸ばしている。「何をやっているのかな？」と思いながら近づくと、軒下から流れてくる雨を小さい手で触れようとしていた。その子に「何をしているの？」と尋ねると、「雨と握手しているの」という言葉が返って来た。その言葉を聞いた先生は、「心が晴れた和やかな思いに包まれた」と言う。
「雨と握手」、いいね！。それに劣らず、掲載した写真の子ども。これまたいいね！（笑）
今日のみことば：「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。」（ヨハネ14・27）
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