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「今日のワン」(56)

  • 2022年4月9日
  • 読了時間: 2分

2022年4月9日「今日のワン」メッセージ


      「多面体」

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。

この言葉を聞くと、泣き虫先生こと山下真司主演のドラマ「スクールウォーズ」を思い出す。ラグビー部の顧問熱血先生の名セリフに、主題歌曲「ヒーロー」もよみがえってくる。

「One for all、All for one」。しかし、正しい訳は、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」。この一つの目的は、過去も今もこれからも変わりなく誰もが共通して求めている「平和」に他ならない。

この「平和」のモデル(形状)は、教皇様の言葉を借りれば「多面体」である。球体ではなく、「多面体」。これが平和構築のために欠けてはならない一つのモデルだと、教皇様は言う。これを、「全体は部分に勝る」原理と呼ぶ。全体が球体のモデルでは、「みんな同じ」なので、全体主義に陥り、おのおの部分は生かされず、否定され、排除を生む。全体主義、社会主義国家の姿。全体が「多面体」のモデルは、その部分の良さ(独自性)と役割を生かした集合体であり、つながりあって全体の益(平和)をもたらす。教会も政治も、どの組織の活動でも、この多面体のモデルを大切にしなければならない。一つとなる目的を誤らないように。


みんな同じを求めた当時の宗教指導者たちのように、もう一人のイエスさまのような新たな犠牲者を生み出さないために。「一人はみんなのために」と命を捧げたイエスさまの愛が「みんなが一つとなる平和」へとつながっていくように。「One for all、All for one」。


今日のみことば:「イエスが国民のために死ぬ。国民のためばかりでなく、散らされている神の子たちを一つに集めるためにも死ぬ。」(ヨハネ11・52b-53)
















一人はみんなのために、「みんなは一つの目的のために」

このつながりは、形で表すと「多面体」。

球体ではない。球体では、部分が否定され、全体主義

になり、「みんな同じ」になって、排除が生まれる。

多面体はおのおの違う「部分」を生かした「みんなが一つの目的のため」である

平和のモデル。

フランシスコ教皇は、「多面体」のモデルを平和構築の

ための一つの原理として提唱している。

それが、「全体は部分に勝る」というもの。

教会活動も政治活動も、この「多面体」のように各々の

部分の個性の良さを生かしたつながりを持った集合体であること。


ロシアとウクライナを巡る国際情勢を考えれば、この

ことの重要性がよく分かる。






 
 
 

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