2022年3月30日「今日のワン」メッセージ
「ガクタン音頭」

先日3月19日、仙台教区に新しい司教が誕生した。フィリピン出身で淳心会の日本管区長やアジア地区の地区長も務められたガクタン・エドガル司教(58)。1994年から大阪教区で司牧、2004年から2012年まで管区長として奉仕し、2014年から2017年まで大船渡教会の主任司祭、大船渡ベース長として震災復興の為に働かれた。その後、東京教区で働き、昨年末教皇フランシスコによって司教に任命され、5年の歳月を経て、再び今度は仙台の父としてその地を踏むことになった。その叙階式の最後に、再会を果たした大船渡教会の信徒たちから、お祝いのメッセージとして「ガクタン音頭」が披露された。これは、2017年に大船渡を離任する当時のガクタン神父の送別会の際に、大船渡教
会信徒である山浦玄嗣(福音書をケセン語に翻訳した)さんが作った詩に、この度司教に任命されて仙台へ戻ってこられた司教様への新たなメッセージの一節を加えて朗読披露されたもの。フィリピンから日本へ、そして、11年前に被災した瓦礫の山と化した北の潮風吹く仙台での信徒たちとの出会い、共に復興に明け暮れた日々、そして別れと再会のストーリーが綴られており、心に染みる。(ガクタン音頭朗読披露は2:18:40頃~)
今日のみことば:「わたしはあなたを立てて民の契約とし、国を再興する。」(イザヤ49・9)
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