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「今日のワン」(26)

更新日:2022年3月9日

2022年3月9日「今日のワン」メッセージ

      「謙遜」


昨夜は通夜だった。

97歳で天国へと旅立ったおばあちゃん。教会に来られた時、自宅におられる時、カートを押しながら歩いている時、病院のベッドで横たわっている時、そのおばあちゃんの話を聴かせていただく機会が度々あった。いつも話しするその目が濡れていたのを憶えている。難儀の人。

難儀をしたら、人は感謝がなくなり、思い上がるものだと私は思っていた。

でも、このおばあちゃんから「難儀をした分、人は感謝が深まり、へりくだるもの」だということを知った。本人がそう言ったのではない。そういう生き方が、話しをするその姿から伝わってきた。難儀の人、感謝の人。その難儀と感謝が入り混じった涙を度々拭いては、

笑顔をこぼすおばあちゃんだった。

母なる大地のような人。大地はすべてのものを吸収して、そこから良い芽を出そうとする。大地は人から踏まれても、その支えとなって受け止めている。だから、大地は謙遜。

へりくだるものを神様が高めてくださる。出会いに感謝。今日は、サンキューの日


今日のみことば:「彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである」(黙示録21・4)













ある有名な政治家がこのような言葉を遺している。

「言っていいことと、悪いこと。言っていい時と悪い時。

 言っていい人と、悪い人。そのことを常に心がけなさい。」


 





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